復讐者
とある日の朝1人の男が天外の研究室へと突入する。
「やあ、久しぶりだね」
「ああ、お前を殺しにきたぞ」
ただそれだけを言い男は突っ込む
「おっと、そんなに焦らないでも良いじゃないか」
天外はこんなことを言いながら男の攻撃をいなす
(やっぱりこの子の打撃は重いね。呪力特性でもあるのかな?)
無言で、されど"あの時"の怒りを乗せた攻撃を休む間もなく続ける男と持ち前の経験を活かして応戦する天外
(いくらクズって言ってもやっぱりこいつは別格か…!だが、そんなのは関係ない)
(ちょっとした興味で育てた子がこんなに強くなるなんてね…驚いたけど、私に敵対するなら)
((殺す))
その後も依然戦いの勢いは衰えずむしろ激化する。
その途中
「いやぁやっぱり君は強いね。、、、少し本気でいこうかな」
それを聞いた男が後ろに下がると同時に周りから奇怪な音が聞こえ始める
カタカタガガガタザァガ
天外の二つ名が呪具師たる所以。
「おいで、骸武者」
準1級相当の人型呪具【骸武者】およそ300体。
だが、
骸武者起動が完全に終わる前に男は天外の懐に潜り込んでいた
(ゾワァッ)
「!?」
(これは…!)
「あああああああ!!!!殺す!」
男の繰り出した怒りを帯びた打撃は呪いを乗せた黒い火花となり天外を吹き飛ばす
「なあ天外、いつも修行の時言ってたよな?笑えって........ほら、今俺は最っ高に楽しいぜ?」悪役のような笑みを浮かべながら男は言った。
「ゴブッ、、、ふふふ、あはははははははは!!!!!!やっぱりお前最高だよ!」
続く